在大阪ベトナム総領事館、ザライ省代表団を迎え、経済・投資協力の促進について意見交換

2026年10月20日午前、日本を訪問中のベトナム・ザライ省代表団(団長:グエン・トゥアン・タイン省人民委員会常任副委員長)は、在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館を訪問し、ホー・チ・ミン主席を追悼するとともに、経済、投資、貿易などの分野における日越協力の促進について意見交換を行いました。

代表団を迎えたのは、グエン・チュオン・ソン在大阪ベトナム総領事およびクエン・ティ・トゥイ・ハー商務部代表です。会談には、堺市の日越友好協会会長カトウ・ヒロスケ氏や大阪の企業団体の代表者らも参加しました。

会談に先立ち、ザライ省代表団は総領事館内に設置された「ホー・チ・ミン文化空間」において、ホー・チ・ミン主席に献香し、敬意を表しました。

実質的な連携の強化と投資・貿易協力の拡大

会談において、グエン・トゥアン・タイン常任副委員長は、ザライ省の社会経済発展の状況、地域の強み、投資環境および今後の国際協力の方向性について説明しました。

また、泉佐野市や足利市をはじめとする日本の自治体、関係機関、大学・研究機関、企業との友好協力関係を一層強化することの重要性を強調しました。

ザライ省側は、在大阪ベトナム総領事館に対し、関西地域および周辺地域の自治体、経済団体、企業との連携を引き続き支援するよう要請するとともに、特に以下の分野における協力促進への期待を示しました。

  • 投資・産業協力: 食品加工、製造業、裾野産業、先端技術を活用した農業、物流分野への日本企業の投資促進。
  • 貿易・輸出促進: 日本市場に関する情報や技術的な輸入要件の提供、流通ネットワークとの連携を通じたザライ省の農林産品の輸出拡大。
  • 観光協力: ザライ省の観光資源のPR強化、日本の旅行会社との連携、フーカット空港を活用した国際チャーター便の誘致促進。
  • 人材育成: 職業訓練、日本語教育、専門家交流および人材交流の推進。
  • 在外ベトナム人との連携: 関西地域で活躍するベトナム人専門家、知識人、企業経営者とのネットワーク構築。

グエン・トゥアン・タイン常任副委員長は、今回の訪問成果を具体的な協力事業につなげるため、帰国後、関係部局を通じて総領事館との連携を継続し、実効性のある事業計画を推進する方針を示しました。

グリーンインフラと環境保全分野における協力の可能性

会談では、ザライ省代表団とカトウ・ヒロスケ日越友好協会会長との間で、インフラ整備、都市開発、物流ネットワークの構築に加え、環境保全技術の移転、廃棄物処理、産業排水処理などについても意見交換が行われました。

ザライ省側は、同協会を通じて日本の環境省をはじめとする関係機関との連携を深め、グリーン成長と持続可能な発展に資する技術協力や、適切な政府開発援助(ODA)による優遇融資へのアクセスを模索したいとの意向を示しました。

在大阪ベトナム総領事館による継続的な支援

グエン・チュオン・ソン総領事は、ザライ省代表団の関西訪問を歓迎するとともに、日本との経済外交や国際協力を積極的に推進する同省指導部の姿勢を高く評価しました。

総領事は、在大阪ベトナム総領事館が「経済発展に貢献する外交」を重視し、ベトナムの地方自治体や企業の発展を支援するため、引き続き積極的な役割を果たしていくことを強調しました。

また、総領事館商務部からは、関西地域における日越貿易協力の状況を紹介するとともに、企業団体とのネットワーク、ビジネスマッチング会議、専門見本市への参加、日越企業間の商談支援など、毎年実施している貿易促進活動について情報共有が行われました。

今後、総領事館は、ザライ省代表団による関西地域の行政機関、地方自治体、企業との交流を支援するとともに、日本企業への市場・投資情報の提供、現地視察や投資機会の紹介、人材育成、文化・観光交流などを通じて、両国間の実質的な協力を促進していく方針です。

さらに、関西地域のベトナム人専門家、知識人、企業家のネットワークを活用し、ザライ省の先端技術へのアクセスや日本市場との連携強化を支援していきます。

会談は終始、友好的かつ建設的な雰囲気の中で行われました。最後に、ザライ省代表団と総領事館職員が記念撮影を行い、今後の具体的かつ持続的な協力に向けた期待を共有しました。