第9回 ファベックス関西2021にベトナムの食品・フルーツ・
農産物を出展
ファベックス関西とは関西最大級の業務用食品・食材、機器、容器の総合見本市です。昨年の第8回ファベックス関西2020は新型コロナウイルス感染拡大後の主要な食品展示会とあって、新機軸の商材や情報を求め2万4023人も来場しました。海外・国内ともに新型コロナ感染の影響は大きく、出展規模は314社・431小間、来場者も2019年に比べ規模が減少しましたが、問屋やスーパーマーケットのバイヤーが多く来場しました。本年度のファベックス関西も10月13日から15日(3日間共通)までインテックス大阪にて開催されました。
本年度のファベックス関西は在大阪ベトナム総領事館商務部の2回目の出展となっています。出展する商品は主にベトナムの食品、飲料、農産物、フルーツです。1回目の出展は多くの来場者からのご関心、ご好評をいただきました。今回もその成果に引き続き在大阪ベトナム総領事館商務部が現地の輸入会社と協力して竜眼、ジャックフルーツ、ドリアンなどの冷凍フルーツを来場者に試食していただきました。その他ベトナムで人気のある商品のコーヒー、カシューナッツ、お茶、ドライフルーツ、乾燥食品、缶詰のお粥、ツバメの巣のジュース、ツバメの巣から作ったスイーツ、スパイス、お酒、ビールなどの加工食品、農産物、飲料も展示されています。
新型コロナ感染症の影響でベトナム商品の輸出において大きな困難を直面しています。ベトナム商品をより多くの方に知っていただきたく、在大阪ベトナム総領事館商務部はファベックス関西2021に出展することにしました。また、日本に果実の輸出には海外から病害虫の侵入を防ぐため、輸入植物検疫が行われるという非常に厳しい条件があります。そのため現在日本に輸出できる果実の量や種類が少ないのです。
(ファベックス2021の来場者が冷凍竜眼を試食している)
今回はベトナムの冷凍の竜眼、ドリアン、ジャックフルーツを来場者に試食していただくことでよりベトナムのフルーツについてのご関心やご好評をいただきました。
本年度のファベックス関西2021にはアメリカ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、エクアドルなども参加し、各国それぞれの代表的な農産物・果実を出展しました。
ベトナム商品のブースは特に竜眼・ジャックフルーツの試食コーナーが大人気です。初めて竜眼・ジャックフルーツを試したという来場者も多かったが大変ご好評をして頂きました。
ファベックス関西のような業務用食品・食材の見本市を出展することでベトナムの商品が日本の市場に持続的に参入する大きなチャンスです。それは在日ベトナム人の消費者だけでなく日本人の消費者をターゲットしたチャンスです。見本市の3日間でしっかり商談ができ、近い日にベトナムの食品・農産物・果実が日本に輸出できることを期待しています。
(ベトナム商品のブーツが大勢の来場者で賑わっています)
現在、ベトナムは日本に竜眼を輸出できるよう輸入解禁要請を行っています。見本市を通して日本人の顧客に竜眼を紹介でき、さらに竜眼だけでなくベトナムの他の農産物への嗜好の調査にもなります。ファベックス関西2021に出展出来たことはベトナムの企業が直面しているパートナの情報探索、ビジネスマッチング、アクセスなどの問題解決も支援できました。
(在大阪ベトナム総領事館商務部)